タイってどんな国?タイ旅行初心者が知っておきたい「タイの基本情報」


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いざタイ旅行が決まったら、抑えておきたいのがタイという国の基本情報です。
知っているのと知らないのでは大違い。
旅の楽しさやも断然変わりますし、余計なトラブルも回避することができます。
”タイの基本”を抑えて楽しい旅にしましょう。

タイの正式な国名は?

タイは王国。正式な国名は日本語では「タイ王国」です。

日本語:タイ王国
タイ語:ประเทศไทย(プラテート タイ)
英語:Kingdom of Thailand
と表記します。

タイは日本と同じ立憲君主制で、ワチラロンコン国王(ラーマ10世)が元首です。
ワチラロンコン国王は、タイ人に絶大な人気を誇ったプミポン国王(ラーマ9世)とその王妃シリキットの間の唯一の男子で、2016年10月13日、プミポン国王(ラーマ9世)の崩御を受け新国王に即位しました。

タイの面積と人口は?

タイの面積は513,100km²で、日本(378,000km²)の約1.4倍の大きさですが、人口は約6904万人と、日本の約半分です。

日本より大きな国土に、日本の半分の人しか住んでいないというと、なんだか広々したイメージがありますが、バンコクの人口は約828万人。全人口の12%がバンコクに住んでいることなります。 そのため、バンコクに人が多いと感じるかもしれません。
また、バンコクは世界有数の観光都市で2019年には4000万人を突破すると見られています。

そんなバンコクから車で数十分走ると一気に田畑や空き地だらけになります。日本では東京から数十分走っても住宅が密集しているので、こういった風景を見かけると、日本よりも国土が広く人口が少ないことを実感できるかもしれません。

タイの首都は?

バンコクの旗

タイの首都は日本人にも大人気の観光地であるバンコクです。
ちなみに、首都であるバンコクは、正式名称が世界一長いことでも有名です。

タイ語:กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

タイ語(読み):クルンテープ マハナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラアユッタヤー マハーディロッカポップ ノッパラット ラーチャタニーブリーロム ウドムラーチャニウェートマハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタットティヤウィサヌカムプラシット

日本語訳:天人の都 雄大なる都城 帝釈天の不懐の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な 偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュヌカルマをして造り終えられし都

タイ人の友人に聞いてみると「タイ人でも全然覚えられない。みんな小さい時に歌で覚えるのよー。」とのこと。

ちなみに、観光地化されていない地域では「バンコク」と言っても通じない場合があるのでご注意を。
タイ人が首都名を呼ぶ時は正式名称の冒頭一部「クルンテープ(กรุงเทพฯ)」を用います。
「クルンテープ(กรุงเทพฯ)」の最後の一文字「ฯ」は省略記号の意味で、この後にも単語が続くよということを表しています。

タイの通貨

タイの通貨は「バーツ」で、タイ語では「บาท」、ローマ字では「Baht」と表記します。
1バーツはおよそ3.5円(2019/07/25現在)です。
「฿」はバーツを意味する記号です。

補助通貨は「サタン(Satang)」で、100サタン=1バーツです。
サタンは日本円でいう「銭」の感覚に近いかと思います。
「銭」は日本ではもう廃止されてしまいましたが、タイでは現役。
市場やレストラン、屋台などではあまり使う機会がありませんが、スーパーマーケットなどではサタンを使用する機会があります。

紙幣は、20฿・50฿・100฿・500฿・1,000฿の5種類。
硬貨は、1฿・2฿・5฿・10฿のバーツ4種類と、25サタン・50サタンのサタン2種類です。

物価は日本より安めですが、私は一つの基準として、タイで売られている価格(バーツ)にゼロを一つ付け加えた時に、日本円で購入したいかを判断すると良いかと思います。

例えば・・・
50バーツの屋台ご飯であれば、ゼロを一つ足して500円と考えます。
500円出しても食べたいなと思えば注文すれば良いのです。

100バーツのTシャツであれば、ゼロを一つ足して1000円と考えます。
1000円出しても良いデザイン、Tシャツだなと感じたら購入すれば良いのです。

実際には1バーツはおよそ3.5円(2019/07/25現在)なので、
50バーツのレートは約175円、100バーツのレートは350円なのですが、
物価が適正かどうかを考える時にお役に立てば良いなと思います。

新紙幣と旧紙幣

王立タイ造幣局は、2016年10月13日に、プミポン国王(ラーマ9世)の崩御を受け新国王に即位したことで、2018年以降、ワチラロンコン国王の肖像画が入った新バーツ紙幣を順次発行しています。
現時点ではプミポン国王の肖像画が印刷された紙幣もまだまだ多く流通しているので、新旧両方の紙幣を手にすることができるかと思います。

タイの気候は?ベストシーズンはいつ?

タイは熱帯に位置し、大部分は熱帯モンスーン気候地域です。
バンコクの年間の平均気温は29℃ですが、月別に見ると約25~31℃です。
また、最高気温は最低でも34℃台、一番暑い時期は40℃近くに達します。

タイは縦に長い国土を持つため、北部のチェンマイや南部のハジャイでは大きく気候も異なります。
日本でも沖縄と北海道は全く気候が異なるのと同じですね。
ただ、日本とは緯度が異なるので、日本の冬のような気候になることはありません。

年間を通して温暖な気候なので、いつ訪れても半袖で基本的に問題はありませんですが、北部に滞在する予定がある場合や12月~1月頃に訪れる場合は、朝涼しいこともあるので羽織るものが一枚あると安心です。
また、デパートやホテルは空調が効いているので、薄手でも羽織るものがあると良いと思います。

ビーチに出かける予定、特にダイビングをする方は、アンダマン海側(プーケット島やピピ島など)かタイランド湾側(サムイ島やタオ島)なのかによってベストシーズンが変わりますので、よく確認してくださいね。

乾季と雨季

タイは「1年中暑い!」というイメージですが、実際には3つの季節に分類できます。

乾季(11月~2月)
雨がほとんど降らず気温も高い季節。
12月から1月にかけては気温が低く涼しく感じる日も出てきます。
この時期、タイでは屋外のビアガーデンがオープンします。日本でのビアガーデンは、一番暑い時期の風物詩のようなものですが、タイでは屋外が(いつもより)涼しく快適な時期にビアガーデンをオープンします。

暑季(3月~5月)
乾季より気温が高くなり蒸し暑さもアップする一番暑い季節です。
日中は40度近い気温になり、朝晩も30度を超すような猛暑の時期ですが、最も暑い時期と言われる、4月には水掛けまつり(ソンクラーン)が大きなイベントとしてあります。
街中で水鉄砲やバケツで水を掛け合うイベントでが、観光客であろうとお構いなしなので、水に弱いものは必ず袋に入れるなど防水対策をしてください。

雨季(6月~10月)
1日に数回スコールが降り蒸し暑い季節です。
日本でも最近はゲリラ豪雨が頻発していますが、イメージとしては近いかと思います。
スコールは1-2時間でおさまるので、運悪くスコールが振り始めたらカフェなどで暇を潰しても良いと思います。
スコールが降ると道が大渋滞し、タクシーもなかなか拾うことができません。
これは、道路があっという間に冠水したり、バスの乗降に時間がかかるようになったり、タクシーを求めるタイ人が増えたりと様々な理由がもとで起こります。
バンコクはただでさえ渋滞が発生しやすいので、夕方などのラッシュ時にスコールが起こった場合はBTSやMRTを利用したり、カフェでまったりすることをおすすめします。

タイの国旗

タイの国旗

タイの国旗は「トン トライロング(ธงไตรรงค์)」と呼ばれ、青・赤・白の3色で構成されています。
1917年9月28日にラーマ6世により制定されました。

それぞれの色には意味があり、
青色→国王
白色→宗教(建国の伝説に登場する白象に由来)
赤色→国民(国家と国民の団結心を表す)
となっています。

タイでは街中でたくさんの国旗を目にします。
日本では自国の国旗を見かけることはあまりないですが、タイでは国旗が身近な存在で、商店など街中のいたるところで見かけます。

タイの宗教は?

タイでは、仏教94%・イスラム教5%・その他宗教が1%と、圧倒的に仏教が進行されています。
タイの憲法では信仰の自由が保護されているものの、仏教徒でなければ国王になることはできないなど定められており、仏教が主軸にあることは明白です。

仏教ということで親近感を覚える人は多いと思いますが、日本の仏教とは系統が異なります。

日本は、中国やベトナムなどの北方を経由して伝わった「大乗仏教」、一方タイの仏教はスリランカやビルマなどの南方を経由した「上座部仏教」です。
「大乗仏教」はすべての人が救われる教えで、「上座部仏教」は出家して悟りを開いた者だけが救われる教えです。

「上座部仏教」であるタイの仏教はとても厳しい戒律を遵守しなければなりません。
街中で坊主頭でで黄色(オレンジ)の衣をまとった修行僧を見かけることがありますが、女性はなるべく修行僧から離れましょう。戒律の中に「女性に触れてはならない」というものがあるからです。
たとえ女性のほうから触れてきたとしても、修行のやり直しとなってしまいます。
修行僧が歳月をかけて行ってきた修行が無駄にならないよう

海外旅行でとても大切になるのが、訪れる国の宗教を知ること。
日本人は熱心に宗教を進行している人が少ないですが、生活自体が宗教に根ざしている国も多くあります。

タイ人の平均身長は?

男性:170.3cm(日本人172cm)
女性:159cm(日本人158cm)

wikipediaより引用

東南アジアの人たちは身長が低いイメージがありますが、日本人に比べて男性は2cm程度低いだけ。
女性はタイ人の方が1cm高い結果となりました。

でも、日本に比べて、バンコクの街中でとても背の低い方を多く見かける印象があります。
特に民族衣装をまとった女性はとても背の低い方が多いように感じます。
こういった民族衣装をまとった人は山岳民族に多く、同時に無国籍者の多い地域でもあります。
(※バンコクにいる山岳民族の方がみんな無国籍というわけではありません。)

2018年にあった、水没した少年ら13人が洞窟に閉じ込められた事件はタイ北部での出来事ですが、この中で少年3人とコーチの4人が無国籍であることが発覚し話題になりました。

日本人の感覚からすると驚きなのですが、タイでは無国籍状態は決して珍しい話ではないため、あまり話題にならないというのが現状です。
こういった人々は、身長に限らずあらゆる統計で統計に反映されないため、街中での印象と平均値に違和感を覚えるのでしょう。

タイ人の平均年収は?

タイ 5,950ドル(約64万円)
日本 38,520ドル(約416万円)

参照: worlddata.info

平均年収は日本よりも大きく低いですが、バンコクを歩いていると裕福そうなタイ人がたくさんいることに気がつきます。
タイは日本よりも格差が大きく、地方では1世帯での収入が数千バーツということも珍しくありません。

タイの公用語は?

タイの公用語はタイ語です。
くるくると丸が多い可愛らしい文字ですが、勉強をしないと読むことも書くこともできないでしょう。
観光客の多いエリアでは英語が通じることもありますが、外国人の少ないエリアやお店では通じない可能性が高いです(日本も同じですね)。
都市部では標識にもローマ字でタイ語の地名が併記されていますが、郊外に行くとローマ字表記はあまり見かけなくなります。

可愛らしい見た目から、指輪などのアクセサリーやTシャツなどタイ文字のお土産も人気があります。

その他のタイ情報あれこれ

時差

日本との時差は2時間。日本よりも2時間遅いです。
日本が10時ならバンコクは8時です。
現地時刻で撮影日時を残したい場合は、機内で時差を調整しておくことをおすすめします。
(※デジカメなどで自動で時差の調整ができない機器の場合)

また、年末年始でタイへ訪れた場合は、現地時刻の22時が日本の新年の幕開けの時刻です。
日本時間と現地時間の2回、カウントダウンするのも楽しいですね。

電圧

電圧は220Vです(日本は100V)。
220V対応であれば変圧器がなくても使用することができますが、そうでない場合は変圧器が必要になります。
スマホやノートパソコンなどは電圧は220Vに対応しているものがほとんどですが、念の為チェックしましょう。

ビザとパスポート残存期間

観光目的の場合、一定期間の滞在であればビザなしで入国することができます。
期間は空路入国の場合は30日以内、陸路入国の場合は15日以内で、それを超える場合には事前にビザを取得する必要があります。
また、国際規定によりパスポートの残存期間は6ヶ月以上と定められています。

所定日数以上の滞在を予定されている方、あるいは観光目的以外で入国される方は事前にタイ王国大使館・領事館においてビザを取得する必要があります。

Wi-Fi

タイのWi-Fi設備環境は非常に進んでおり、日本よりも充実しているかもしれません。
ホテルやレストランはもちろん小さなカフェなどでも無料のWi-Fiが整備されています。

携帯会社の国際ローミングはとても高いので、街中のWi-Fiで凌ぐ方法もあります。
不安な方はSIMカードを購入したり、日本でのWi-Fi端末をレンタルするのがおすすめです。

チップ

タイでは、自分のために働いてくれた人に対してチップを渡す週間がありますが、屋台などで渡す人は殆どいません。
ホテルなど滞在した際、ベルボーイやルームメイクに対して20฿程度、タイマッサージを受けた際にはお店のグレードを考慮して50~100฿程度渡すのが良いと思います。
レストランについては、高級料理店の場合、すでにサービス料が含まれている場合がありますので会計前の明細をきちんと確認しましょう。また、それとは別に特別に頑張ってもらった店員に対して直接渡すのも良いでしょう。


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